静岡県立朝霧野外活動センター
指定管理者:日本キャンプ協会グループ
〒418-0101 静岡県富士宮市根原1番地 TEL 0544(52)0321 E-MAIL asagiri@camping.or.jp

ティッシュ考



1トンの木から500kgのティッシュが出来るという話を聞いたことがあったので、一枚のティッシュはどの位の重さがあるのかと量ってみたことがある。おおよそ2枚で1gというのが相場のようだった。500kgは50万gなので、1トンの木からは約100万枚のティッシュが出来るという計算だ。
 駅前で配られるティッシュは10枚入りが普通なので、1トンの木からは10万個のポケットティッシュが出来るとういうことになる。私の利用する駅では、毎日のように様々な企業のティッシュが配られている。曰く英会話スクールであり、サラ金であり、交通安全キャンペーンであり、美容エステであり・・・・これらのティッシュを毎日1つずつ貰ったと仮定すると、1年で365個を消費する勘定になる。しかし、毎日貰うからと言って必ず使い切るということはないから、家の中の引き出しや籠の中に結構な数のティッシュが備蓄されている。
 先日来、朝霧野外活動センターでは、キャンプサイトの中のヒノキを180本ほど伐採した。切り倒された木の年輪を数えるといずれも樹齢50年前後であった。 
50年もののヒノキは平均して直径30cm、長さ10mくらいであった。円周率やなにかを駆使して計算すると、この木の重さは約280kgになる。従って、この木からは28万枚のティッシュが出来るという訳だ。
28万枚のティッシュは2万8千個のポケットティッシュになり、駅頭で配られると、28000÷365=76.7という計算式から77人の人が毎日1個ずつのポケットティッシュを貰い続けると1年間で樹齢50年の木が消えていくという計算である。
この数字が何を物語るのかは議論の分かれるところでもあろうが、もし、13860人の人が毎日ポケットティッシュを貰い続けたら、朝霧の180本のヒノキは1年間でなくなってしまうことになるのだ。

ページの先頭へ