静岡県立朝霧野外活動センター
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絶滅危惧種



 いつもは何気なく使っている言葉が、ある日通じなくなったら・・・
先日、年配の方から手書き原稿のワープロ打ちを頼まれた。打ち上がって間違いがないか、近くの若いスタッフに読み合わせを頼んだ。
 そのスタッフは読み合わせの作業を終えて、「この意味が分からないんですけど」と原稿を指さした。そこには「シャッポを脱いでしまった」と書いてあった。私は一瞬戸惑いのようなものを覚えたが、もしやと思い、他の若い人たちに「シャッポを脱ぐ」の意味を知っているか尋ねてみた。30歳後半の人たちは大凡その意味を知っていたが、使うことはないと言った。そして、30歳半ば以下の人たちは意味はおろか、その言葉さえ今日初めて耳にしたと言った。
 歌は世につれ、世は歌につれなどと言ように(こういう表現も使われないのかな)、言葉も時代につれて変わるものと承知はしていても、昨今の言葉の消長のスピードにはまったくシャッポを脱がざるを得ない。古きよき時代の言葉が失われていくのを惜しむようになったら、それは「老化の始まりかも知れないな」などと思いながら絶滅の危機に瀕している言葉を考えてみたりする。
 キャンプのプログラムでも同じようなことがあるが、こちらはむしろ永遠不滅種が蔓延っていることの方が問題かも知れない。

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