静岡県立朝霧野外活動センター
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羽衣効果



昨年まで、わがベイスターズの抑えの切り札であり、今シーズンからジャイアンツに移籍したクルーンという投手は速い球を投げることで有名である。
先日、162㌔という速球を投げ、自身の持つ日本プロ野球での速球記録を更新してしまった。彼は野球選手としては並みの身長と体重の持ち主と言えるだろう。体が人一倍大きい訳でもないのに、早い球を投げられるのは天性のものなのだろうか。
 速球にこだわった投手といえば星飛馬もその一人だ。彼は速い大リーグボールを投げるために、日常は大リーグボール養成ギブスを体に装着して、身体を鍛えた話は有名である。(と言っても、これは劇画の中でのお話)
どっちにしても、速い球を投げるためには並外れた天分や鍛錬が必要であろうことは理解できるが、彼らは球を投げるときに速球アンダーシャツを着たり、速球肩肘サポーターを装着している訳ではない。
 ところが最近、あるものを身に付けると速くなるという新製品が開発され、みんながそれを着たがるという珍事が起こっている。「泳ぐのは僕だ」と言いながら、高速スーツを装着して飛ぶ如くに泳ぐ。何たって装着した製品の品質が良いから、記録が出る。過去の記録を一気に2秒近くも縮めた人もいるというから神業に近いと唸ってしまった。泳ぐのは僕じゃなくてスーツじゃないと言ってみたいような気もしないではない。ちょっとズルイなという気がするのは私だけだろうか。
日頃、重りを付けて足腰を鍛え、エベレストに挑戦し登頂に成功したおじいさんだっているというのに、試合のときに羽衣の衣を纏うなんて反則じゃない?いっそ古代オリンピックのように選手は全員全裸で競技をすることにしたら、などと思うのはヘソ曲がりのせいだろうか。

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