静岡県立朝霧野外活動センター
指定管理者:日本キャンプ協会グループ
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ストレスとつきあう



最近のインターネットは、パソコンさえあれば何でも瞬時に知りたいことを教えてくれるという充実ぶりである。曰く、朝顔の種はいつ頃まいたら良いか、明日のニューヨークの天気はどうか、雰囲気がよくて美味しいイタリア料理屋はどこか、正しい犬小屋の作り方は・・・・様々なことがキーボードを叩くだけで、苦もなく入手出来る。これは考えるほどに恐ろしいことだと思う。


朝顔の最適な播種時期を知りたいと思ったら、朝顔の種屋さんに聞くとか、図書館で朝顔について書かれた本を探すとか、はたまた町内の朝顔つくりの名人に聞くとか、何らかの手立てを尽くすことからその知的探求を始めるのがスジというものではないだろうか。
スジといえば、知らない人に教えを乞うときの「口のきき方」や名人といわれる人への「敬意の表し方」などという、やっかいな世の中のきまりごとを受け入れる態度というのも当然含まれているだろう。
従って、スジを通すということは相当のストレスとお友達になるということでもある。
名人に教えて貰えることにはなったが、自慢話が長引いて、なかなか本題に入ってくれないという場合だって往々にしてある。これには、ひたすら耐えるのが正しい弟子の態度というものだ。
しかし、こうしたストレスと上手に付き合いつつ自分に必要な情報を集めることが出来れば、それはもう一生ものの知識や知恵になる。
一方、キーボードを叩いて知りたい情報を探す時にはその種のストレスは一切ない。自分が欲しい情報が得られなかったらあっさりとリセットして、次のキーワードを入れれば良いというだけのことだ。
 ストレスをなるべく軽くして、自分の思い通りの成果をあげることが可能になりつつある昨今、「キャンプでの不自由な生活体験のどこが良いのか」と聞かれたら、「不自由だからこそ自由な発想での工夫が出来るところですよ」と答えることにしている。

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